「イリーゼ」という名前を聞いたことがある方は少ないかもしれませんが、首都圏を中心に多数の有料老人ホームを展開する中堅のブランドです。その実際の特徴や入居費用、そして評判や口コミはどうなのでしょうか。この記事では、イリーゼの魅力や評価、そして実際の声を詳しくまとめてみました。
有料老人ホーム「イリーゼ」の魅力
首都圏を中心に、イリーゼは全国130施設以上を運営しています。多くの施設が好立地にあり、新しい建物が特徴です。さらに、入居金が不要で、月額の利用料が約20万円という手頃な価格で提供されているため、多くの方から注目されています。
他の老人ホームブランド、例えばサニーライフはテレビCMや電車広告での宣伝が目立ちますが、イリーゼはそのような広告を控えめにしており、それでも多くの入居相談が寄せられています。これは、コストパフォーマンスに優れたサービスを提供しているからだと言われています。
ブランド名「イリーゼ」の背景
「イリーゼ」という名前は、ギリシャ語で「虹」を意味しています。この名前は、「高齢者やその家族の生活をサポートしたい」という願いや、「日本の介護ニーズに応えたい」という思いから選ばれました。イリーゼは、高齢者とその家族の笑顔を守り、質の高い介護サービスを提供することを目指しています。
イリーゼの運営はHITOWAケアサービス株式会社
HITOWAケアサービスは、「イリーゼ」ブランドで有料老人ホーム、デイサービスなどを運営し、介護事業を展開しています。HITOWAケアサービスは、HITOWAグループの会社で、代表的なところだとHITOWAライフパートナーは「おそうじ本舗」や健康保険適用の訪問鍼灸マッサージサービス最大手の「KEiROW（けいろう）」など様々な生活支援サービスをフランチャイズ展開し、日本全国の方々の困りごとを解決しています。
有料老人ホーム「イリーゼ」が手頃な入居費用で運営できる理由
イリーゼは、不動産オーナーとの協力のもと、施設の共同開発を進めています。これにより、開発コストを削減し、入居者にとっての初期費用を軽減しています。また、広告に頼らず、訪問者のニーズに合わせたサービスと価格を提供することで、多くの施設を継続的に運営しています。
有料老人ホーム「イリーゼ」の利用料の概算
あくまでも目安となりますが、有料老人ホーム「イリーゼ」の入居にかかる費用は以下のような形です。
イリーゼについては、住宅型有料老人ホームと介護付き有料老人ホームのどちらもありますので、仕組みが違うのでそれぞれ介護にかかる料金なども異なってきます。立地や施設ごとに費用は異なりますので、具体的に地域や施設が決まっている場合には公式サイトや老人ホーム検索サイトでご確認ください。
住宅型老人ホームの場合：約12万円～25万円 + 介護保険サービスの自己負担分
介護付き老人ホームの場合：約16万円～26万円 + 介護度に応じた介護保険（特定施設入居者生活介護）の自己負担分
有料老人ホーム「イリーゼ」に関する口コミや評判
イリーゼに関する口コミや評判は、施設や職員の質に大きなばらつきがあるとの声が多いです。一部の施設では、職員の対応やサービスの質に問題があるとの指摘が見られました。特に、介護度が適切なのかや、不適切な職員の対応、役職者の振る舞い、日替わりの派遣職員の多さがヤバいなど、施設の運営に関する問題などが挙げられています。施設によっては、日替わりの派遣職員が多く、そのために入居者や家族が不安を感じているとの声もあります。
また、施設のブログ更新の滞りや、派遣職員の取り扱いが最悪などという不満の声も見受けられます。これらの情報はあくまでもネット上に出ているものですが、イリーゼの施設を選ぶ際の参考として役立つかもしれません。
一方で、イリーゼの入居費用は良心的な安い価格帯にあり、建物や設備も新しいものが多いため、費用対効果は高く評価されている面もあります。イリーゼはテレビCMなどをやっていないながらも施設数がとても多いので、その分ネット上などで良い評判も悪い評判も出回ってしまうのかもしれません。
色々な老人ホームや介護施設に共通して入れることですが、イリーゼに限らず施設ごとに特色や違いはありますので、ネット上の評判や口コミに惑わされず、実際に資料請求や施設見学などをして確かめてみることを強く推奨します。
イリーゼでは「お客様相談センター」を設置している
イリーゼでは、施設の職員やホーム長などには直接は言いにくいことなどを伝えることができる「お客様相談センター」を設置しています。介護施設の多くはその施設の相談員などに相談する以外なかなか相談先がありませんが、「施設には直接言いにくいスタッフ対応」「請求書の見方」などを本部に相談できることを通じて、不安は減少できると思いますし、イリーゼの会社としても入居者やその家族の目線で取り組みも行っているという点は評価できると思います。
イリーゼなどの老人ホームを選ぶ際の注意点
イリーゼの施設を選ぶ際には、事前にしっかりと情報収集を行うことが重要です。特に、施設の運営方針や職員の対応、サービスの質などを確認することで、安心して入居することができます。また、イリーゼというブランドでも、特定施設の指定を受けている介護付き有料老人ホームと、それ以外の住宅型有料老人ホームのどちらの施設形態もあるので、注意して確認しましょう。施設の公式サイトや老人ホーム検索サイトなどを活用して、似たような施設を多角的に情報を収集することをおすすめします。
